ハゲから坊主スタイルになって1年が経ちました。
バラエティ番組を見ていると、人気のお笑い芸人が「このハゲ―ッ!」って相方に言ったりして、笑いを誘うシーンに遭遇しますよね。
そんな時、あなたはどう思いますか?
1人でいる時ならガマンできますが、同僚や女性がそばにいたら、何だか居心地が悪いですよね。
3つに分類してみました
- テレビのチャンネルを変えたい
- 何とも思わない
- 複雑な思い
髪の悩みによって変わるかもね
- ハゲで悩んでいる人=「テレビのチャンネルを変えたい」
- フサフサヘアの人=「何とも思わない」
- 薄毛から坊主頭になった人=「複雑な思い」
私も薄毛・ハゲに悩み、坊主頭にしたので、今は「複雑な思い」でこの「このハゲーッ!」を見たり聞いたりしています。
あなたは「このハゲーッ!」にどんな感情が湧きましたか?
「このハゲ―ッ!」に傷つく人ってかなりいますよね
なぜ?坊主スタイルにしたら「複雑な思い」なの?とあなたは思ったでしょう。
なんか俺には関係ない的な?
まだ私が坊主頭になる前の話です・・・・
自らハゲを売りにしているお笑い芸人が、大きなコンテストに優勝したのをキッカケに急にメディアへの露出が増えた時に、彼らのギャグを見れば見る程、テレビのチャンネルを変えたくなったことを憶えていたからです。
彼らのネタでは自分は笑えない・・・・って内心傷ついていたんです。
なぜなら、そのギャグに笑ってしまえば「自分の事を自ら笑っている」ように「世間からも笑われている」ように感じたからです。
坊主頭になる前は「このハゲ―ッ!」についても動揺してしまうかな?と思ったのですが、それほど動揺が無かったので「複雑な思い」と表現しました。
ハゲ丸出しだから傷つくハズなのに傷つかない
確かに薄毛・ハゲで悩んでいる身ですから「俺はハゲだ」と分かっています。
他人からは決して「ハゲてますよね」って言われないように髪型に工夫を施して生きていた一年前と違うのです。
1mmの坊主頭にしている今は、髪のある部分は1mmですが、ハゲている部分は0mmですので、坊主頭=ハゲ丸出しなので物理的な状態は悪化しているんですけどね。
ハゲを隠す長めの前髪(横髪)も無ければ、あんなに手放せなかった帽子すら被ることが少なくなったので、包み隠さずハゲ丸出しです。
「このハゲ―ッ」で一番傷つかなきゃいけないくくりは、ハゲ丸出しの「薄毛・ハゲからの坊主頭」でなければいけないハズなのですが、今回私の中に渦巻いた感情は「複雑な思い」の方です。
心が傷つくと思いきや「俺も一年前は、心穏やかではなかったよな~」なんて、ハゲであることになんら変わりも無く、ハゲ丸出しなのにまるで、他人事のようにこの騒動を憂い、フサフサヘアの人達寄りの目線で傍観している自分に「複雑な思い」を感じました。
余裕ができたってこと?
坊主頭にすると自分はハゲではないと勘違いする
坊主頭になる1年前は、ハゲを連想するキーワードに怯えていたあの頃が嘘のように勘違いが甚だしくなるのが不思議です。
仕事をしてても「ハゲが含まれる単語」に毎日ドキドキでしたよね。
- 塗装が禿げる
- 励ます
- ハーゲンダッツ
坊主頭になって1年も経つと「ハゲ」ではなくて「ハダ(肌)」のように顔の延長と勘違いしてくるようです。
幻覚ですか?
薄毛から坊主頭の事を、からかう時は「ハゲ頭」ではなく「肌頭」と表現してもらいたいものです。(なるほどスキンヘッドのことか!)
実際に頭皮の日焼けは気になるので、紫外線対策も真剣に考えるようになるという意味では、女子が肌をケアする感覚と少し通じるものがある気すらします。
坊主頭はハゲを飛び越える
薄毛・ハゲで悩んでいた頃は、最優先は育毛と何とかしてハゲを露出・露呈させないかでした。
ハゲを隠し通そうとする努力はどんな努力も惜しまなかったです。
フィンペシアや薬局で育毛剤を買ったりもしました。
毛が生えてくるまでの期間は、現状の髪を駆使してハゲが見えないように独自のスタイリングを編み出し、髪のボリュームアップするシャンプーがあると聞けば買いに行き、オシャレなハンチング帽があればそれも買うという具合に「隠す努力」は怠りませんでした。
坊主頭になると「隠す」から「表現」するという努力のベクトルが一変します。
幼虫から、さなぎを経てキレイな蝶となってハゲを飛び越えてしまうんですよ。
坊主頭にした直後、髪を刈った輪郭が丸いだけの、あまりのシルエットのシンプルさに全ての装備をはぎ取られたような感覚に、この現状を打開しようと考え始めるのです。
- 坊主頭には、どんな服を着たらカッコいいかな?
- 坊主頭には、どんなメガネが似合うかな?
- 体を鍛えようかな?
努力のベクトルが変わるから「ハゲだけどハゲじゃない」って勘違いするのかもしれませんね。
まとめ
坊主頭にして1年ですが、心のリハビリはうまくいっているようです。
「坊主頭が似合わない」から始まって「坊主頭に似合うファッション問題」やら「坊主頭と筋肉問題」とかね。
でもそれは、「前向きな悩み」で、ファッションに興味を持つことだったり、体を鍛えたりして、それらを解決しようと考える過程は、実は楽しいって、気がついた事は大きな収穫です。
「このハゲ―ッ!」でも、大きく動揺しなくなったことは、薄毛・ハゲから悩んで坊主頭にして1年が経った今、「ハゲから坊主頭」にした後の、心のリハビリは成功に向かっていると言えるでしょう。
あなたは「このハゲ―ッ!」の声に逃げ出したくなっていませんか?