坊主頭になって間もない頃、どうしても慣れなかったのは、一瞬にして場を緊張させてしまう我が坊主頭の凄まじいパワーと、人とすれ違う時に時々感じるこちらを追うような視線です。
これは、坊主頭になる前に感じた時の様な何かの拍子に「実は、○○さんめっちゃ頭薄かったんだ(驚き)」と場を凍りつかせてしまった緊張感や「薄毛・ハゲが気付かれてしまうかもしれない!こっちを見ないで」の時の視線とは全く違うものだとハッキリ言えます。
薄毛・ハゲの悩みを抱えてる時に感じる「視線」や「雰囲気」は相手から自分が受けるストレスですが、坊主頭は逆に、自分から相手に与えるプレッシャーです。
このようにストレスを感じてるのは、坊主頭にしたあなたや、私ではありません、むしろ、髪で悩む人たちや、仕事の関係等で坊主頭にしたくてもできない状況の方達に、ストレスを与えている存在の方が近いと言えます。
薄毛・ハゲで悩んでいた頃に感じたストレスと勘違いしてはいけませんか?
坊主頭にして間もない頃の心境
坊主頭にした頃は、誰もこちらに興味なんか無いと分かっていても、薄毛・ハゲに悩んでいる時と同じように、誰かに見られている感覚は常に持っていました。
しかし、坊主頭に対して「違和感があってオカシイから見ている」という類のそれとは、あきらかに違うのですが視線は感じる時はあるのでそこは少しストレスでした。
前記したようにそのストレスは、こちら(坊主頭)が与えたプレッシャーに対して、相手(周囲の人)が受けたストレスを、それが自分(坊主頭)へのプレッシャーだと勘違いして反応していたに過ぎないと1年後に気が付くのですが、坊主頭にスタイルにしたての頃は、このことに知る由もありませんでした。
坊主頭が接近すると髪に手をやる人が多い
「これから俺は坊主頭で生きていくんだ!」という決意が緊張感となって、近くの人達にまで伝わってる気がしてなりませんでした。
その緊張感が伝わっているかもしれないと感じる時は、坊主頭の私が接近すると、近くの人は自分の髪を触って確かめたくなる人が多いように思えます。
特に男性は、髪がフサフサであっても、襟足や、後頭部の髪に手をやって「俺はまだ大丈夫かな?」とか「俺も薄くなってきたんだよな~」とか「この人なんで坊主頭なのかな?」等の何かを確かめているそんな様子が見てとれます。
坊主頭にしたあなたや、私に嫌悪しているのではなく周囲の人が勝手にあなたや、私の坊主頭に動揺し、今後の髪の未来を自分に置き換えたりして少し混乱しているだけなので「坊主頭にしたら後悔する」と思いこまなくて大丈夫です。
坊主頭が接近すると目で追ってくる人がいる
何か通りすがりに視線を感じて「坊主頭が似合ってないのかな?」と不安になってしまう事が坊主頭になりたての頃にありがちな、誰もが気にしてしまうあの視線について考えてみましょう。
薄毛・ハゲから長年悩んだ末に、坊主頭にしてそろそろ一年が経とうとする私の経験と観察では、坊主頭の人を見ただけですぐに、「わっ坊主頭にしてる変な頭!」って思っていません。
あなたも、私も、生まれた時から、ハゲではないし、坊主頭ではありませんでした。
積極的にしたい髪型では無かったけれど、これまでに、他人に坊主頭に対して、心の底から坊主頭を嫌悪したことは無いはずです。
また、少なからずハリウッドスターや、ファッションモデルや、アスリートまたは、漫画に出てくる登場人物で坊主頭が似合っている人をカッコいいなと思った事が一度や二度あるはずです。
髪が薄い人や、髪の悩みを抱えている人にとって坊主頭になるという選択を一度は考えた事があるはずです。
通りすがりに感じるあの視線も、「俺が、坊主頭になったらどうなるのか?」をイメージしている中で起きるすれ違いざまの一瞬のアクシデントと思って坊主頭にしたことを必要以上に後悔することはありません。
どうしても坊主頭はミステリアスでレアな存在
坊主頭の歴史は遥か昔から現在まで長い年月を経て、世界中で途切れることなく続いている数少ない髪型だと思っています。
子供からお年寄りまで坊主にしている人はいますが、お坊さんを始めとする少し神がかった特殊な髪型でもあるが故、一般のサラリーマンが世間体(営業職や、接客業で坊主頭はイメージが悪いと言われていること)を無視して坊主頭にいる事は、フサフサヘアで普通に暮らしている人から見れば、ミステリアスでレアな存在に感じるの仕方がない事です。
そのミステリアスでレアが故に、じっくり観察したくなる人がいる事を十分に認識していなかったので、その視線に私達は恐れていたことになります。
薄毛・ハゲで悩んでいる人にとっては坊主頭の人と会う度に決断を迫られる
坊主頭にした頃に感じていた周囲からの視線は、相手が私達を観察していることが分かりました。
薄毛・ハゲに悩んで坊主頭にした私達は「ハゲを隠すのではなく、出す」ということを、あっさりとやってのけ、軽く一線を越えてしまった勇者と言える存在なので、同じくリアルタイムで薄毛・ハゲに悩んで「いっそのこと坊主頭にしてみようかな?」と考えている人にとっては、自分よりも、一足先に坊主頭になったあなたをある意味、街中でランボルギーニを見かけるくらいじっくりと観察してみたいと思っているかもしれません。
まとめ
誰でも、坊主頭に慣れるまでには少し時間がかかります。思い起こせば、薄毛・ハゲから坊mmの坊主頭になった時は「もう隠さなくていいんだ」と思うとホッとしました。
しかし今度は、坊主頭そのものが似合っているのか不安になります。何故だか誰かに警戒されているような、見られているような、そんな気さえしてきます。
誰もが通る道だと思ってきました。
坊主頭にして1年を迎えようとして、坊主頭の事を一年中考える中で、この不安は私達、坊主頭にした人が感じる不安ではなく、坊主頭にした人が目の前にいる中で、今まさに髪の問題や、将来の髪の状況に恐怖を感じている人が発するストレスが私達に伝わっているに過ぎないのです。
ですから坊主頭にして「似合わないと思われているかも?」なんて悩んだり、後悔したりするのは、もうやめにしませんか?