未来型スキンヘッドミュージシャン「カズミチの部屋」
最後になってすみません。
カズミチさんの音楽活動に興味を持たれた方に向けて、どんな思いで楽曲を作られているか3.2.1.キュー
これは語り出したら長くなりますよ。気をつけつつも語らせてもらいます。
僕の歌の原点はやっぱり長渕剛だと思います。影響を受けてオリジナル曲を作りたいと思わせてくれたミュージシャンなので。
作詞作曲を始めた頃は、弾き語りっぽいフォークソングでした。
なんせ「失恋の痛み」を歌で癒してたんですから。
「さよなら」とか「涙」とか「あの頃」とか、そんなフレーズ多用してましたね。
全部じゃないですが、当時の歌詞が残ってたりするんです。恥ずかしくて震えますよ。
2020年のクリスマス時期に「シングルベル」というオリジナル曲を出したんですが、昔作った歌の歌詞を書き直して作ったんです。
あまりにヒドくて。さすがにこの歌詞じゃ…ってなって。
今見るとそんな恥ずかしい歌詞がたくさんあります。
オリジナル音源が数曲出来上がったら、アルバイト先で知り合った音楽をやってる人に勇気を出して聞いてもらったりしたんですが、よく言われたのが「長渕っぽいよね」。
コピーして歌ってる頃は、「似てる!」と言われるのは悪い気がしなかったですが、オリジナル曲は違う感情でした。
「っぽい」と言われるのはつまり、誰々の真似してるんだねと思われてるようなもので悔しかったんですよね。それから、僕は長渕さんをほとんど聴かなくなりました。
「ルーツをたどる」という音楽の聴き方を始めたんです。
キリがないので端的に例を挙げますが、日本人では吉田拓郎さんだったり友部正人さんだったり。
海外にはさらに彼らのルーツであるボブ・ディランがいて、ディランのルーツにはウディ・ガスリーがいて。
そんな感じでいわゆるフォークのルーツを辿っていると、途中から枝分かれするんですよ。Blues、R&R、とか。細かくいうとボブ・マーリーとか王道のレゲエもわりと好きです。
カズミチさん、熱くなって止まらなくなってきましたね!
憧れの3大ミュージシャンがいまして。自分のブログとかでも何度か紹介してるんですが、ブルース・スプリングステーン、ボブ・ディラン、キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズのギタリスト)。
それを考えると、自分の音楽の色としては、Folk、Blues、R&R、この辺りが強いと思います。
ただ自分の歌なので、日本語だし、小さい頃から聴いていたのは邦楽な訳ですし、色んな要素が混ざっているんですけどね。
Popsじゃんって言われればそうですし、R&Bっぽくない?って言われたり。
それでいいと思ってますけどね。
音に関して言えばやっぱりアコースティックギターと歌が主役です。
フォークソング的なアプローチは勿論ですが、アコギはBluesでも最高にカッコいいんですよね。有名なところで言えば、ロバート・ジョンソンとか。
僕はジョン・リー・フッカーが好きですけど、彼だって昔はアコギでギターブギをやってたわけですし。
そしてロックでもアコギは映えるんです。個人的には、ロックバンドのミュージシャンがアコギ一本で弾き語るのが好きなんですよね。B・スプリングスティーンやキースなんかまさにそうです。
曲つくりは、全てカズミチさんの実体験ですか?
僕はフォークから入ったので、歌詞を重要視した音楽です。あまり作曲センスはないんですが、歌詞にはそれなりにオリジナリティがあると思っていて。
昔は恋愛ソング・失恋ソングみたいなのも多かったですが、「夢を追いかける葛藤」や「もがいてる心情」みたいな歌詞が多いですね。
これはどうしても、自分の歩んできた道と重なる部分がありますし。色んな作詞のアプローチを試してはいるんですが、完全フィクションはどうも苦手で。
全然魂こもってる気がしなくて、いい歌を作れた気がしないんです。だから歌詞の元になるのは、歩んできた日常の経験だったり、世の中の風潮だったり。
自慢にもなりませんが、僕はアルバイトや派遣を40ヶ所、職種で言えば十数種の仕事を経験してきて、その度に色んな人と出会ってきましたし、組織の嫌な面や、色んな日常を体験してきました。
真面目に生きてる多くの方では、そう体験することのない生活を続けてきたことは、ロクでもないですが歌を作るには良かったかもしれません。
仕事を変える度に必ず新曲が出来てました。自分の曲を聴いて、「あの頃の歌だな」ってわかるものがいっぱいあります。
そういう面から考えると、僕の歌は「落ちこぼれが夢を見ている」そんな歌なのかもしれません。
だけど決して後ろ向きなつもりじゃないんです。
「希望」って言葉をよく歌詞で使いますが、僕の歌の中に潜む、共通のテーマかもしれません。ずっと音楽制作を続けているのは、未来への「希望」を抱き続けていて、そんな歌を作りたいと思っているからだと思います。
対談のお相手「スキンヘッドの音楽家」カズミチの部屋②
今回の対談で「近未来型スキンヘッドミュージシャン」(勝手に私が名づけた)カズミチさんに興味を持った方は是非、メディア情報をチェックしてみてはいかがでしょうか?
対談は「薄毛の悩み」がメインの進行でしたが、人前でライブしたり、YouTubeで歌ったり、DTM、カメラなんかをガンガンやっちゃうアクティブな活動やそれにまつわるエピソードから見る人となりをカズミチさんのブログの中で垣間見ることができます。
つまり、只者じゃないですよカズミチさんは!
ホームページ
https://kazumichi-work.com/
bandcamp
https://kazumichi1.bandcamp.com/
Note
https://note.com/kazumichi_y
Twitter
http://twitter.com/skinhead54
instagram
https://www.instagram.com/kazumichy/
発売中のアルバム「Worker’s」「PARADIGM SHIFT パラダイムシフト」は試聴して購入できます。
①そこにある
②Slave Ant
③魔女の一撃
④手紙
⑤Workers Hands
⑥偶然
⑦現場のBlues
⑧せめてものBlues
⑨Sunday Work Blues
⑩相手にされないGuitar弾き
①ワガママ
②Sixteen years boy
③Broken
④パラダイムシフト
⑤激減サラリー
⑥あてのない
⑦雲がかった月夜
⑧くつひも
⑨憧れ
⑩がんばりなさいよ
フン ♪ フン ♪ ラララ~~ラー♪
あれ?何してるの?カズミチさんのアルバム、ゲットしたの!