ここに来てくれたということは、坊主頭にして後悔しているんですか?
その気持ち、実は私にも分かるんです。
坊主頭にして、もうすぐ2年が経とうとしています。1000円カットで坊主頭にした時に見た鏡に写った自分と、今現在の鏡の中の坊主頭の自分とを比較すると「見え方が違って見える」のです。
それは、なぜでしょうか?
当時を思い返してみると、坊主頭にして間もない頃は「鏡を見る度に何とも言えない複雑な気持ち」になったものでした。
私は、その気持ちを「坊主ブルー」と勝手に呼んでます。
今回は、坊主頭になって「坊主ブルー」を克服するまでにどのくらいの期間が必要なのかについて考えてみました。
あなたは、薄毛・ハゲに悩んでからどのくらいの年月が経ってますか?
フサフサヘアの「坊主ブルー」は長さと動機が原因
ヤフー知恵袋等の相談系のサイトを見てみると、フサフサヘアの人も坊主頭になる前、なった後に「坊主ブルー」のなるようですので、同じ坊主頭仲間として対処法をお教えします。
フサフサヘアの人が「坊主ブルー」になって坊主頭にしたことを、後悔するとしたら「長さと坊主頭にした理由」です。
結論から言えば、フサフサヘアから坊主頭にしたあなたは、全く後悔する必要はありません。
私のような薄毛・ハゲからの坊主頭からしてみれば、理想的な坊主頭となり本当に、羨ましい限りです。
適度な長さ、ファッションを整えたら「歌舞伎俳優の海老蔵さん」や「プリズンブレイクのマイケル・スコフィールド」のような理想の坊主頭&雰囲気を同時に手にいれることができるでしょう。
それでも、もしあなたが「坊主ブルー」なら、現在の坊主頭の刈り高(長さ)は大丈夫ですか?
坊主頭にした時に「ハゲと髪のある部分の境界」の心配をしなくていい、フサフサのヘアからの坊主頭の場合には3mm未満だと短すぎるかもしれません。(気合が入り過ぎた)
何の前触れもなく、フサフサヘアの人がいきなり3mmの丸刈りにしたら同僚からしたら、ちょっとしたニュースです。
つまり、フサフサヘアのあなたが「オシャレかも♪」と気軽な動機で坊主頭を選んだなら、何もそこまで短く刈る必要な無いのです。
フサフサヘアなのに、坊主の長さ(刈り高)がスキンヘッドに近づくほど「直視できないような緊張感のオーラ」増すので、ファッションを間違えると見た目で「何だ?あいつは」となって、社内で孤立してしまう可能性が高いです。
フサフサヘアの人が坊主頭になる際に、周囲を納得させるだけの大義名分がない。
理解不能を行動を見た時に、理由を知りたくなるのが心理です。
「髪に悩みがあるわけではないのに、なんでわざわざ坊主頭にするの?」とあなたの行動を理解できないと感じる人達がいることです。
あなたが社会人で、社風が「坊主頭はタブー」な方向性なのに、ハゲでもないあなたが、気合の入った坊主頭にした理由が「えっ、そんなこと」みたいなものだったら、あなたの坊主頭に賛同は得られないかもしれません。
恋人でさえも、坊主頭が嫌いな人であれば、一時的に関係はギクシャクしてしまうかもしれません。
フサフサヘアの坊主ブルーはすぐに解決!なぜならすぐに髪が伸びるから
フサフサヘアの人が、失敗した~と落ち込んで「坊主ブルー」になっても、全く心配ありません。一時的なもので時間が解決してくれます。
髪を短く刈りすぎれば、数週間で数ミリ伸びます。
また「もう坊主頭なんてヤメた!」と思えば数か月で全てなかったことにできます。恋人との関係も、会社での評判も過去の過ちとして誰も気にも留めないでしょう。
薄毛・ハゲからの坊主頭は「坊主ブルー」になっても後戻りはできない
フサフサヘアの人が本当に羨ましいと思うのが「何度でもやり直しOK」のところです。
髪型が失敗すれば、何らかのリカバリー方法があるので、坊主頭にして後悔したとしても「もう坊主頭はヤメ~た」となったら、髪を伸ばしていけばいいからです。
しかし、私達のように薄毛・ハゲからの坊主頭を選択したら「もう坊主頭はヤメ~た」はできませんよね。
もう髪を伸ばせないというか、伸ばす髪がないというか、伸ばしてる間も、伸びて元通りなったと同時にハゲの感じも元通りなら「地獄」以外の言葉がみつかりません。
脅かすわけでは、ありませんが、薄毛・ハゲに悩んでいる人が坊主頭になったら、もう後戻りはできません。
薄毛・ハゲからの坊主頭にした人が「坊主ブルー」になったらどうするの?
「後戻りができない」と怖い表現をしまたが、実際には「後戻りは考えない」が、薄毛・ハゲから坊主頭にした人の心理です。
薄毛・ハゲに悩んでいた頃の不自由さに比べたら、たとえ「坊主ブルー」になろうとも、坊主頭でいる事を選ぶからです。
ただ「坊主ブルー」にはなると思います。
坊主頭にした直後は、薄毛・ハゲに悩んで他人の視線を気にしていた頃のように「自分がハゲを隠していることを他人(相手)は気が付いているのか?」から「自分がハゲ丸出しにしている坊主頭であることを他人(相手)がどう思うか?」に変わっただけだからです。
薄毛・ハゲから坊主頭にすることは一種のカミングアウトです。
「ハゲを残った髪で隠してました、それをやめて坊主頭にしたら実はこんな具合でした。」と自ら告白したも同然ですので、この決断の中を生きていくことが「坊主ブルー」となって、ある一定期間苦しむのです。
「坊主ブルー」から抜け出す為に
坊主頭にして気が付くことは「自分を他人(相手)から良く思われたい」と、どれほど願っていたことかと言う点です。
ハゲを隠している時は、誰かから「ハゲてないよ」と、坊主頭にした後は「似合っているよ」の一言が欲しくてたまりませんでした。
もちろん、誰も言ってくれません。それが普通です。
また、仕事でも、家族関係でも「誰かに認められたい」と欲求が心を支配しますが、もちろん誰も、私の欲求を満たしてくれる人はいません。それが普通です。
そこまで、自分に都合よく世の中できていないということに、やっと気が付きました。
薄毛・ハゲだからでも、坊主頭だからでもなく「他人(相手)から承認されなくて当然」であって、逆に「自らも(他人・相手)承認しなくてよい」と思ったときに心が少し軽くなりました。
「自らも承認しなくてよい」とは、他人(相手)が自分を承認してくれない場合に、逆に相手に腹が立つ場合や、不安な気持ちが起こる場合です。
こんな感情になることありませんか?
- こんなに頑張っているのに、褒めてくれない
- こんなに夜遅くまで残業しているのに、ねぎらってもらえない
- 最近、上司が不機嫌そう?坊主頭にしたからかな?気になって仕方ない
- 社内で嫌われているのかな?
- 坊主頭が似合ってないのかな?
あなたの私の望んでいる答え
- 君のおかげで業績がアップしたよありがとう
- いつも遅くまでありがとう、君の努力はいつも見てるからね
- 実は、私も坊主頭にしょうか悩んでいたんだ、来週私も坊主頭にしょうかな
- 恥ずかしくて口には出せないけど、みんなあなたのファンです
- 坊主頭、すごく似合ってます、付き合ってください
残念ながら、望んでいた答えを妄想したり期待するだけ無駄です。
でも、それが欲しいから人は悩みます。
そんな時は「他人(相手)は自分を喜ばす為に生きていないし、自分もそんな他人を喜ばす為だけに生きているわけではない」からお互いウマが合わないのも仕方ないね、と思えばイライラすることもなくなります。
相手の心は変えられないのだから、坊主頭について何て思われようともいいじゃないですか!
▼坊主ブルーを抜け出す為に「承認欲求を捨てる」という事を学べた本です。心の悩みがある方におススメです。
必ず変化は起こる
薄毛・ハゲから坊主頭になった直後は、悩んでいた「髪」を捨てることで、人生をリセットできたような感覚に驚き、嬉しさがこみあげてきます。
その、喜びが数日で「周囲の無関心」や「拒否反応」によって、自分だけのささやかな革命であったことに落胆して「坊主ブルー」を感じます。
しかし、ファッションに再び関心を持ったり、体を鍛えたり、ハゲを強風にあおられる事もなくなり、外出が増え行動範囲が広がることで、次第に「坊主ブルー」を感じなくなるときがやってきます。
さらに、対人関係の考え方や、それに伴う行動を学び実践することで、ハゲを隠そうと他人の目ばかりを気にしていた時からと比べたら、格段にメンタルが強くなりました。
人によってその期間が長いか、短いかは個人差があると思いますが、私が「坊主ブルー」を感じなくなったかなと思えるまでに要した期間は2年弱です。
坊主頭が似合う人はきっとキャリアが5年以上じゃないかな?
街中で、坊主頭が何だかとっても似合う人をたまに見かけますよね。
別にイケメンでもない人なんだけど、坊主頭が似合っていて独特なオーラが出ている人。
その人は坊主頭歴が長い人だと思うんです。(いろいろな経験をして自分を磨き、コツコツと努力を重ねてきたオーラ)
逆に坊主頭にして間もない人は何となくわかります。
人によって様々ですが、私と重ねて考えると「坊主頭で5年以上も過ごす」ことは、基本的にシンプルな生活・考えを旨として、薄毛・ハゲに悩んでいた頃や、坊主頭になったばかりで、人の目ばかりを気にしていた頃(承認欲求にまみれた生活)とは真逆の生活を5年以上も続けている人だということです。
今までの苦しかったハゲに悩んでいた期間は無駄じゃない
これまでの長かった薄毛・ハゲ時代を通して、自分の容姿を悩み続けたり、対人関係に躓いたり、自信を失ったりしてきました。
それらの苦い経験も含めて、坊主頭から魅力的な人間としてのオーラを発することができたなら、薄毛・ハゲに悩んだり、坊主ブルーになったりしたことは決して無駄では無かったことになります。
なんだか、あと3年も経てば私にも魅力的なオーラが出せそうな気がしてきます。
まとめ
坊主頭になって「髪」を捨てて送る生活の目標は大きくわけて3つ
- 自分らしく生きる
- 執着しない
- 嫉妬しない
人は、本当に他人に意見に左右されやすいです。
私も、ハゲに悩んで精神的に疲れていたのですが、坊主頭になろうと決心しても、すぐにその決心は揺らぎました。
ネットを見ても、坊主頭肯定派と坊主頭否定派があって、メリット・デメリットの狭間の中で、坊主頭への決断は何度も中止になりました。
何が正しいかは、わかりませんが、最終的に自分が決断した坊主頭にしたことは後悔はしていません。
あれほど、執着していた「髪」を捨ててシンプルな生活を体験すると、その生活自体はとても心地いいです。
ハゲを隠していた頃の悪しき習慣(他人に良く思われたい)髪を捨てて同時に執着を捨てたと思っていましたが、まだ完全には理解していませんでした。
坊主頭を(良く思われたい)に変わって「坊主ブルー」になってしまいましたが、ファッションやら、趣味やらを楽しんでるうちに2年弱でなんとか克服できました。
あと3年経って、坊主頭歴が5年にもなれば、私にもあなたにも坊主頭から似合っているオーラがでるのでしょうか?とても楽しみですね。