忘れもしません、薄毛・ハゲに悩んでいた頃は、帽子はどこに行くにも必需品でした。
外出中に薄毛・ハゲで悩んでいる事を忘れさせてくれる、なくてはならない大事な相棒です。
坊主頭にした現在でも、夏の強烈な日差しや、凍てつく冬の寒さから、デリケートな頭皮を守り、時にオシャレを演出してくれる帽子の存在の大きさは変わることはありません。
あなたも早くハゲが改善され、そんな相棒とお別れしたいのが本音ですよね?
薄毛・ハゲと帽子の関係性
帽子は頭の安全を守るという部分もありますが、フサフサヘアの方はただのファッションアイテムの一つであり、又は髪型をセットするのが面倒なので「近くのコンビニに帽子を被って出かける」なんて使い方をするのでしょう。
私達、薄毛・ハゲに悩む者達にとって帽子は、パッと見ただけでは、薄毛・ハゲに悩んでいるとは思われない効果で心の安定をもたらしてくれます。
帽子を被ればハゲだとバレずに安心感が得られる
帽子さえ被ってしまえば、あなたが薄毛・ハゲであることは誰からもわかりません。その安心感があなたを快適な外出へとサポートしてくれます。
自ら帽子を脱がない限り、薄毛・ハゲを晒すことなく、そのサポートは帰宅まで効果を発揮し休日の外出を楽しむ事が保証されます。
2人以上での外出では不安になることも
実は、安心感を得られるのは一人で外出した時だけです。友達との外出や、デートの時には、帽子への安心感が揺らぐ瞬間が何度か訪れます。
一人での外出の際は、自ら帽子を脱ぐという決断をしない限り絶対的な安心感を得る事ができました。
しかし、2人以上での外出となると「ここは、帽子を脱いだ方がいいかな?」という場所に立ち寄る事もあるので、帽子を被ってさえいれば安心の神話が崩壊して、不安に襲われ窮地に追い込まれます。
ただでさえ、突風などのアクシデントで帽子が取れるなどして薄毛・ハゲを見られない様に心配している状態に輪をかけて、長時間にわたって帽子で押さえつけられた、コシの無い細い髪がペタンコになった悲惨な頭皮を友人や、彼女に見られるなんて死んだ方がましです。
マナーが僕らを痛めつける
テレビで芸能人が飲食店で食事をする番組の中で、帽子を脱がずに食事をしながら談笑している場面を目にします。
時代とともに変わっていく常識・非常識ですが、一般的に「室内では帽子を脱ぎましょう」「食事の際は帽子を脱ぎましょう」と言われています。
芸能人でもなく、若気の至りも許されない私達は、社会人として薄毛・ハゲに悩んでいる場合であっても、脱帽がマナーです。
帽子を脱いで「ハゲを晒す」か、マナーを無視して「常識がない」と思われるかの選択です。どちらも私達にとっては、メリットはありません。
私も、過去に真冬のサッカー観戦に男女のグループで出かけた際に、その時は、寒さ対策とハゲ隠し対策で、ニット帽を着用していました。
観戦が終わって冷えた体を温めようとラーメン屋に行くことになり、座敷に通されると、友人らは当たり前のように、帽子とコートを脱ぎ、マフラーをとり、ラーメンを食べる準備を整えています。
そんな中「マナー違反かな?」「ハゲを頑なに隠しているのかな?」と思われるかもしれないと葛藤しながらも、私だけがニット帽を脱げずにいました。
個人の自由だと思いましたが、徐々に体も温まりそれに応じるように何だか、頭も痒くなってきたので、マナーを優先してニット帽を脱いでラーメンを食べる準備に入りましたが、今まで圧迫さていたハゲ・薄毛の状態がどのようになっているのか、気が気でなりません。
ラーメンが運ばれてきても、頭に視線を感じるセンサーが敏感になり、ラーメンの味が舌に伝わってこない始末、トイレに立って鏡で状況を確認したところ、ある程度予想はしていたものの、それ以上の最悪でカッコ悪いハゲ・丸出しの姿がそこにありました。泣きました。
マナーは大切だけど、友人とラーメン屋なら帽子を脱がないでも良かったのかな?と自問自答しました。
薄毛・ハゲの脱帽の基準を考えてみた
薄毛・ハゲで悩む私達の脱帽のタイミング・基準を一緒に考えてみましょう。
もともと、他人からの評価を気にしてしまう傾向があるので「非常識」とか「マナー違反」と思われる事に対しても、ハゲ・薄毛を気付かれる事と同じように敏感な私達ですが、マナー違反にならない基準値を考えてみました。
1人での行動の場合、帽子の着用のアリ・ナシ
ファーストフード・・・○
マック等のハンバーガーチェーン店で、帽子を着用して飲食することは問題ないでしょう。誰の視線を感じることなく、自分だけの有意義な時間が過ごせそうです。
カフェ・・・○
カフェも、おしゃれな帽子を被ったまま、コーヒーの香りにつつまれてリラックスした時間を堪能してください。
ファミレス(カウンター席)・・・○
一人でファミレスに行くことは少ないと思いますが、ドライブ中にロードサイドのファミレスのカウンター席を利用するなら、他のお客に背を向けて座ることもあり、帽子着用での食事も非常識にはならないでしょう。
ラーメン・・・○
ラーメン屋さんでの帽子を被っての食事も問題ないでしょう。ただ、夏場に汗をかいたりして暑そうにしているなら「帽子をとればいいのに」と周りから思われるかもしれません。ラーメン屋さんの場合、店舗自体があまり大きくないので、カウンターの隣との間隔や、人との距離が近い事もあって若干の注意が必要です。
座敷タイプでの食事・・・△
そば屋さん、ラーメン屋さんの場合、一人で入店しても、時に靴を脱いであがる座敷に案内される時があります。
その際の、帽子を着用しての食事は和室ということもあり、少し違和感を感じる人がいるかもしれません。
マイカー・・・どちらでも良い
完全な密室となり、他人の目線を一切気にしないでいい極上の空間がマイカーの車内です。被っていた帽子を脱いで思いっきりリラックスしてください。
病院待合室・・・○
病院の待合室では、具合が悪い事が前提ですので、髪のセットも後回しの状態です。また、頭にケガや病気がある人は帽子を被って患部を守っている事も普通にありますので、薄毛・ハゲを隠しているとは言え脱ぎたくなければそのままで良いでしょう。
診察室・・・×
お医者さんに診断してもらうという状況ですので、ここは常識的にみて脱帽が好ましいですね。
友達同士(女友達)と2人以上で出かけるなら
ファーストフード・・・○
カフェ・・・○
ファミレス・・・○
ラーメン・・・○
どれも、カジュアルな場所ですし、友達同士ならお互いに帽子を被っていても、フサフサヘアの友達が帽子を脱いで、あなたが被っていてもさほど問題はないでしょう。
目上の人と座敷での食事・・・脱帽
同席する人が目上の人で、本格的な食事となると少し状況が変わっていきます。
あなたがいい年の大人である以上、目上の人と過ごす際には「室内」「食事」においての帽子の脱着については、常識的に振る舞うことを優先せざるを得ないでしょう。
目上の人と出かける際には、地獄を見る前に、最初から帽子を被らずに髪を整髪料などで固めてハゲが見えないようにして出かける方が良いでしょう。
同席した目上の人だけでなく、レストランにいる多くの知らない人にまでに薄毛を晒さなきゃいけない状況はまさに地獄です。
地獄とは、帽子で長時間にわたり圧迫された髪が、ハゲを全く隠すことなくペッタンコな状態を人に晒すことを言います。
地獄を回避しようとして座敷で帽子を被ったまま目上の人と食事すれば違和感を持たれていると思って間違いないです。
そうならない為に、着席する前に店のトイレで納得いくまで髪型を整えてから帽子を被らずに着席しましょう。
女性と出かける時はさらなる地獄も待ち受けている
2人上の行動で参加者に女性がいると本当に厄介です。その中に好意をもっている人がいる時には、気の抜ける時がありません。
帽子を被ったままで「ハゲ・薄毛を隠してカッコよく思われたい」TPOに合わせて脱帽できる「しっかりした人ね」「常識人ね」って思われたい。
その、複雑な感情が混ざり合って、この場面で帽子を脱いだ方がいいのか?
それとも、このまま被り続けた方がいいのか?と判断に迷います。
デートの時はどうしたらいいんだ!
休日に女子と出かけた場合「待ち合わせ→イベント→ランチ→イベント→夕食→帰宅」までの間に帽子の脱ぐタイミングは、2回の食事の時であればマナー通りです。
しかし、心の中では、待ち合わせした際の最もキマッタ状態でいたいもの、マナーを無視して、帽子を被り続ける事を多くの薄毛・ハゲで悩む人は選択するでしょう。
しかし、一日を通して帽子を被り続けるのはとても違和感があります。
もうこの頃には彼女も「何で帽子をとらないの?」「あれ?ハゲなのかな?」と疑問に思われても仕方ありません。
ありのままを知ってもらうしかない
いつまでも隠し続けることはできません。ある程度、相手もあなたが薄毛であることは認識しているハズです。
風が吹く度にハゲが露出するようでは、気になってデートに集中できませんから、その為にも帽子は必需品です。
小まめにトイレに行って髪がペタンコにならない様に髪を調整しながら、できたら、夕食では帽子をとって楽しく食事をしたいものです。
まとめ
ハゲ・薄毛を隠そうと悩んでいた頃は、帽子が手放せませんでした。どこに行くにもお気に入りのハンチング帽を被っていました。
やっぱり、ハゲを見られたくないんです。せっかくセットした髪も、風の吹かない日なんて地球に住んでる以上ないです。しかも「ビル風」なんていうのもあって、時より容赦なく吹く突風は髪を乱し、心の安定も乱します。
それを唯一救ってくれるのが帽子でしたが、それも万能ではありません。
時に「常識」や「マナー」という敵が、帽子を脱がなければいけない状況に私を追い込み、その度に地獄を見せてくれました。
そんな事が、何年も続く中で精神的にも疲れ果て、1年3月前に坊主頭にしたのです。今では帽子を被る習慣がそれほど重要なものでは無くなり、フサフサヘアの方と同様にハゲを隠す為の道具の意味を持たない、ファッションアイテムに一つとなっています。
「地獄」と言えば、薄毛・ハゲで悩んでいる時なら、坊主頭で髪で隠さずに、ハゲを見せている事は、毎日が生き地獄を過ごしている状態であり不幸であると思いがちですが、実際はそうではありません。
好かれるか?と言う部分では、フサフサで流行のヘアスタイルには足元にも及びませんので、坊主頭好きのマニアックな女性に早く出会ってみたいものです。